2016年 10月 18日
町内会館が上棟しました。 |
横浜市戸塚区に計画していた町内会館が上棟しました。
この町内会館は坂道の途中に建ち、丘の上にある町内の入り口に位置します。
僕はこの建築を設計しながら、1980年代半ばに語学研修でイタリアのペルージアに滞在していた時毎日目にしていたローマ時代以前に造られたエトルスクの門を思い浮かべていました。丘の上に広がる城壁都市に設けられた門で、街に入る時にお迎えしてくれる重要なシンボルでした。
この町内会館は天を仰ぎ見るようなものとは違い控えめな佇まいになりますが、坂道の下からふと目を上げたとき時どんな風にお迎えしてくれるか?それは重要だと思いました。
坂道と平行な緩い勾配の屋根の建築とし、ここでの活動が坂道を上る人の目に入るように大きな開口部を設け、外に開かれた建築を作ろうと考えました。 室内は、坂道に面して開口部を開けた天井の高い大会議室と、南面の玄関ポーチに面して開口部を設けた天井の低い小会議室が、ふた間続きで計画されています。
建築の南側に広場を設け、イベントの時には玄関ポーチや会議室と一体的に使うことが出来ます。
この町内会館は坂道の途中に建ち、丘の上にある町内の入り口に位置します。
僕はこの建築を設計しながら、1980年代半ばに語学研修でイタリアのペルージアに滞在していた時毎日目にしていたローマ時代以前に造られたエトルスクの門を思い浮かべていました。丘の上に広がる城壁都市に設けられた門で、街に入る時にお迎えしてくれる重要なシンボルでした。
この町内会館は天を仰ぎ見るようなものとは違い控えめな佇まいになりますが、坂道の下からふと目を上げたとき時どんな風にお迎えしてくれるか?それは重要だと思いました。
坂道と平行な緩い勾配の屋根の建築とし、ここでの活動が坂道を上る人の目に入るように大きな開口部を設け、外に開かれた建築を作ろうと考えました。
建築の南側に広場を設け、イベントの時には玄関ポーチや会議室と一体的に使うことが出来ます。
by ito-kan
| 2016-10-18 10:39